混合ワクチン何種打てばいいの? 抗体検査の必要性
子犬の場合、母乳からの移行抗体により、ワクチンの効き目が左右されてしまうため、混合ワクチンを3回に分けて打つらしく、昨年の6月にその3度目の混合ワクチンを打ったハナ。飼い始めたばかりでワクチンも病院任せだったため、何種の混合ワクチンを打ったのか、全く把握していなかったのですが、証明書を見るとどうやら6種だったらしい。そろそろ1年になるのですが、はたして今回は何種打てばいいのか・・・
はじめてのワクチン接種直前ハナの様子です。リラックスしすぎだろ。
2020年6月
ワクチンは大枠で3つに分かれる
犬のワクチンには大枠で3つ、義務である狂犬病ワクチン、致死率、重篤症状になる可能性の高い感染症に対するコアワクチン、地域性があり、場合によっては致死、重症化する感染症に対するノンコアワクチンに分けられる。

狂犬病ワクチン 義務
狂犬病とは、感染するとほぼ100%死に至るという恐ろしい感染症で、日本ではワクチン接種が義務付けられており、違反者には20万円以下の罰金となっている。狂犬病ワクチンには選択の余地はなく、打たなければならない。
コアワクチン 接種が強く推奨される
致死率、重症化率が高く、接種が強く推奨されているワクチン。
免疫力の持続に個体差があり、数年〜中には生涯免疫が持続するワンコもいる。最近では、体に負担のかかるワクチンを、無条件に毎年接種ではなく、まずは抗体が残っているかどうか、抗体検査をする動きもあるようです。
ワンコの負担を考えると単純にその方が良いと思うし、ハナもそうしたいと思います。でも接種証明書の提示を求められる事、結構あるんですよね。抗体検査結果証明書ではだめなのか確認が必要ですね。(ワクチンには副作用があり、30,000頭に1頭の割合で死に至ることも)
ワクチン接種証明書
ワクチンを打ったことを証明するもの。ただしワクチンを打ったとしても、すべてのワンコに抗体が出来るわけではなく、中にはワクチンの効果がない子も。。。
抗体検査結果証明書
抗体を持っていることを、科学的に証明するもの。ただしワクチンの効果は個体差はあるものの、基本的に時間とともに減少するため、たとえば抗体検査を受けて一年近くも過ぎていれば、証明書も参考程度にしかならないと思われる。
犬ジステンバー
感染1週間:発熱、その後一旦平熱に戻る。
感染2週間:再度発熱、食欲不振、咳、元気消失、目やに、鼻水、結膜炎、下痢嘔吐、胃腸炎などを引き起こす、抵抗力のない場合全身症状の悪化から死亡することも。
感染3週間以降:神経症状(短い間隔で円運動を繰り返す、てんかんのような症状)
視力障害、チック(不定期な皮膚けいれん)、ハードパッド(肉球の角化や硬化などによる肥大)全身の症状の悪化から死亡することも。回復後、神経症状が残る事もめずらしくない。
犬伝染性肝炎
肝炎を引き起こす。嘔吐・下痢。成犬では無症状で終わることも多いが、ワクチン未接種の子犬では、突然死することも。
犬アデノウイルス2型
乾いた咳が主症状、呼吸器病を引き起こす。他のウイルスとの混合感染により重篤化し死亡率が高まる。
犬パルボウイルス
腸管や骨髄に好んで潜入するため、消化器症状や白血球減少による免疫力低下を引き起こす。老齢犬や子犬では数日内での急死もめずらしくない。
ノンコアワクチン
コアワクチンと比べ、地域性があり、コアワクチンに類するウイルスに比べると、危険度は低いが、場合によっては重症化、致死することもあるウイルス。
犬パラインフルエンザ
単独感染ではほぼ無症状だが、他の呼吸器系感染症との混合感染により、重篤な呼吸器疾患に発展する可能性がある。
犬コロナウイルス
感染犬、保菌犬の排便から感染。成犬以上では感染しても無症状で、重症化しないが、他の感染症を二次感染すると致命的症状に陥りやすくなる。
犬レプストビラ(イクテモヘモラジー)
カニクーラー型に準じるが肝炎を併発しやすい。肝炎を併発する場合、死亡率は高くなる。
犬レブストビラ(カニクーラー)
一週間程度の潜伏期間後、発熱、食欲と元気を失う。口内および目の充血。出血性胃腸炎
腎炎 これにより血便、嘔吐、貧血。尿毒症および脱水症を引き起こし、治療が遅れると死亡する。慢性肝炎に移行した場合、排菌による感染源になってしまう。
抗体検査という選択肢
いろいろと調べてみて、ワクチンの重要性と副作用による体への負担など、知らなかったことが、分かりました。結局どうしたら良いのかというのは、地域差や個体差などの要因が大きいため、信頼の置ける獣医さんに相談するしかないと思いますが、抗体検査という選択肢もあることを覚えておいたほうがいいと思います。
抗体検査の欠点
愛犬に抗体が残っていれば、体に負担のかかるワクチンを打つ必要が無くなる。
ただし抗体を調べられるのはコアワクチンのみ、ノンコアワクチンの抗体を調べることはできない。
メリット:副作用や体への負担の心配がある、ワクチンを必要以上に接種する必要がなくなる。
デメリット:ノンコアワクチンの抗体は検査できない。そもそもノンコアワクチンの抗体は1年ほどしか持たない。しかもノンコアワクチンのみ接種という選択肢は2021年5月現在は無い。
抗体検査の恩恵を享受できるのは、生活環境上、毎年コアワクチンのみの接種で問題ない愛犬。ということかな。
参考文献:犬の医学 時事通信社
参考にしたサイト












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