あなたの愛犬、避妊手術、する?しない?

ハナは昨年の暮れに(生後9ヶ月)避妊手術を済ませました。
避妊手術に関して、手術前にいろいろと調べたつもりだったのですが、いまさらながら知ることもあるのは反省点、ですが後悔はありません、病気のリスクが減ったことと、発情のたびに、外出できないなどのストレスを与えなくて済むからです。ただ世の中的には、「手術したほうが良い派」と「しないほうが良い派」意見が割れているのも確かなようで、実際には確実な答えはない様子。なんとなく分かるのはあまり急がないほうがいいようです。

メスのワンコと暮らす上で最大の決断

家族であるワンコの避妊手術をするかしないか、迷っている方もたくさんいらっしゃると思います、ネット上でも色々な意見があり、結局どうしたらいいのか答えはない様子。メリットとデメリット、何と何を天秤にかけるべきなのか、自分なりにまとめてみました。

避妊手術をした場合のメリット

避妊手術をした場合のメリットは病気だけではなく、生理・発情期のストレス回避などがあるようです。あとは、統計上長生きできる可能性が上がることははっきりしているようです。

病気のリスク軽減

やはり避妊手術をする方の一番の理由は病気のリスク軽減ではないでしょうか、自分自身もそうでした。避妊手術をしたほうが長生きできるということが、統計上裏付けられているそうです。避妊手術をすることでいくつかでも病気のリスクが減り、長生きの可能性が上がるなら、やっておきたいと思うのも飼い主の心理ではないでしょうか。

どんな病気を避けられるのか

子宮蓄膿症 

子宮に入った細菌が増殖し膿がたまる。ひどいときは溜まった膿によって破裂、膿が全身に回り命を落とすことも。高齢犬に多く、若い犬より麻酔のリスクも高い。

その他、内膜炎・水腫・腫瘍など。

膣疾患

乳腺腫瘍

胸からお腹のあたりに硬い石のようなしこりができる。悪性の場合命に関わる。
最初の発情の前に避妊手術を受ければ、発生率は避妊手術を受けていない子に比べ1%まで減らせる。発情の回数が増えると比例して防げる確率も下がる(出典:Tumors in domestic animals)

糖尿病

メスの方が糖尿病にかかりやすく(オスの2〜3倍)、特に避妊手術をしていない場合に多い。

発情によるストレス、トラブルの回避

発情期が来ると、食欲と同じレベルで種を残すための性欲が強くなることもあるそうで、そのたびに我慢をさせること、また、外へ出る時も制約が出るなど、今後続くであろうワンコにとってのストレスを考えると避妊手術したほうが良いのではないかと思える。人間のように閉経があるわけではなく、歳をとって出血の量が減っていくことはあっても、基本的に死ぬまで生理・発情期は続くそうです。
人間の都合で、本来あるべき子宮を取ってしまうのはどうなんだろうとも考えました。しかし、最後まで面倒をみる覚悟を持って飼い始めた上で、子供を産ませることが出来ない(責任がもてない)と考える人も少なくないと思います。倫理や道徳なども絡んで、ここがおそらく一番意見の分かれるであろう所なのではないでしょうか。僕はハナの健康とストレス軽減を選択しました。

避妊手術をした場合のデメリット

麻酔のリスク

麻酔によるリスクはゼロではありません、若くて健康なワンコであっても事故はありえます、信頼のおける獣医さんの十分説明を聞くべきでしょう。若く健康な犬の死亡率は0.11%だそうです(Nicholas H. Dodman 1992報告)

肥満

避妊手術をすると肥満になるという話もあるようなのですが、卵巣と子宮の消費カロリーが15%〜30%もあるそうです、摂取カロリーが避妊手術前のままだと、当然太ってしまうということでしょうか。

早期手術(生後6ヶ月未満)だと関節異常などのリスクが高まる

AKC(アメリカンケネルクラブ)では過去、生後6ヶ月での避妊。去勢手術を推奨してきましたが、カリフォルニア大学との共同研究の結果、見解を改め成熟後の手術を推奨しているようです。

アメリカンケネルクラブとは1884年に米国で設立されたケネルクラブで、全純粋犬種の犬籍管理などを統括している愛犬家団体。公式の愛犬家団体としては、世界で2番目に古い(最古は英国のザ・ケネルクラブ)。(Wikipediaより)」

AKCが見解を改めるに至った、主な研究結果

がんの発生に影響する可能性

ゴールデンレトリバーでは血管のがん・肥満細胞がんが増加、ただし小型犬、ラブラドールでは関連性は認められていない。

関節疾患

主に大型犬。6ヶ月未満で避妊・去勢手術をしている場合、整形外科疾患のリスクが高まる。(ゴールデンで5倍・ラブラドールで2倍)

失禁症

まだ不明な点が多いようなのですが、避妊手術が引き金になって発症することが推測されています。大型犬の方がリスクは高いようです。手術直後ではなく、避妊手術後2〜4年経過後に発症するほうが多い。

最善な選択は?

上記のような、メリット、デメリットを踏まえ、何が一番ワンコのために良いのか、最後は飼い主さんの決断にかかってくるものなのだと思いますが、意見もいろいろあり、絶対の答えもない状況での判断は大変ですよね。でも、避妊手術のことを真剣に考えてあげている時点で、あなたのワンコはすでに幸せであることに間違えはないでしょう。

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